トラフィック指標

SEOの効果測定におけるランキングはあくまで1つの指標でしかありません。もし、SEOの導入目的が申込や購買件数などにあるならば、ランキングの指標だけでの判断は意味がありません。
たとえランキングは良くても、そこからやってくる実訪問者の品質が低い、関連性が薄いトラフィックであれば、SEOのゴールは達成できていないことになるからです。

そこで、リスティング広告であれば当然のようになっていることを、SEOでも考えてみましょう。購買等の成果によって費用が発生するアフィリエイトのような広告掲載による収入に依存しているのであれば、トラフィック(訪問者数)という指標で測ることが可能です。
例えば、一定の広告のクリック率がどれくらいなのか把握できているのであれば、訪問者数を単純に増やすことで広告収入も増えるはずです。
またニュースサイトのようにコンバージョンとは関係ないサイトでも、訪問者数を知りたいのであればトラフィックが参考になります。

ファインダビリティ

「ファインダビリティ」とは、特に商品点数やブランドカテゴリが多岐にわたる、大規模なサイトや企業の場合に有効です。eコマースサイトのようにテールキーワードを重視するサイトでは、メインキーワード(検索数の多いキーワード)だけを測っても、テールキーワードがどれだけカバーできているかが分かりませんし、サイト全体の検索エンジンに対応する適応度は測定できません。
そこで、検索エンジンにどれだけ見つけやすい状態となっているのかという「ファインダビリティ」を測ることによって、サイト全体の最適化の度合いを知ることができるのです。
このファインダビリティという指標を用いることで、検索ユーザーにとって、どれだけサイトが見つけやすい状態になっているかを把握できます。
そのため、ファインダビリティの高いサイトでは新規にページを追加しても、その数日後には常にランキングの上位に表示されることになります。

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